幸せを紡いでいきたい

まさか自分が…絶対にやってはいけないと思っていたのに、本気になってしまった恋。お互い子持ちWの恋愛備忘録です。誰にも言えないから…ここにのんびり綴っていきます。

彼のトラウマ①

3連休のブログ後、彼に会った。
彼には、「イライラしているから今日は会いたい気分じゃない。当たりがきつかったらごめんね。終わりの時間はいつも通りでお願いします。」ってメールではっきり言われていたけど・・・
彼に「もめてる時こそ、会って解消したいし、連絡をきちんとくれないと私も違うイライラが上乗せされて余計こじれそうだよ・・・」と連絡し合ったところで会うことに。


珍しく、会っても二人とも無言・・・
大分沈黙が続いた後、
彼「で、何を話せばいい?」
って言われて、連絡がないことへの不満を伝えた。
それは、彼が仕事で手を離せなかったこと、話しかけられたことなど状況説明をしてもらった。でも、全く連絡できなかったわけじゃなかったから、そこはごめんって・・・


話は飲み会のことにおよび・・・
メールで散々謝ったこと、断るって伝えたのにいつまでもイライラされてもどうしたらいいかわからないことを伝えた。すると、彼は・・・
「父親を亡くした時のトラウマで、100%それがなくなったってなるまで、不安が消えないんだよ。だから、どうしても万が一断りきれなかったときのことを想定して、少しでもそうなってしまった時のダメージを減らしたい。だから、完全に断り切れた日までこの精神状態は続いてしまうと思う」
って言われた。
正直、幹事の子がやる気だから、断りづらくて・・・だから、断れなかったときは、当日子どもが発熱したことにして断ろうと思っていて・・・そうなると当日までイライラされちゃう…って思った。


彼がさらに、
「俺が、飲み会に行ったら嫌だ。って言って、みのりが飲み会に行くのをやめるのって、束縛してるみたいで嫌なんだよ・・・わがままを言ってるみたいで自己嫌悪になっちゃう・・・嫌われちゃうんじゃないか、離れて言っちゃうんじゃないかって・・・」
この話の時は、どんなに説明してもなかなか彼の中に入っていかなくて・・・
私が「イライラしている原因は、飲み会のことだけじゃないよね?もし、飲み会のことだけだったら、昨日散々謝って断るって伝えたのに、この状態が最悪当日まで続くと思うとつらいよ・・・」
って伝えた。(職場で男性と話してるところを見られたから、思い当たる節があったから、言ってみた)
そしたら、やっぱり彼の中でそれもあったみたいで・・・
私「ほかの要因もあるって言ってもらわないと、飲み会だけでこんなになっちゃうのかって、どうしたらいいかわからなくなるよ・・・ちゃんと言ってほしい」
って伝えた瞬間、
「整理されてないのに話すのは、辛いんだよ!頭に血が上ってるけど、みのりにはどうしようもできないことでイライラしちゃって・・・どこにもこの怒りをぶつけられないんだよ!」っていって、座っていたソファーをバン!って叩いた(ソファーだと思っていたけど、あとで聞いたら自分の足だった)。
すごい音がしたけど、そういうのには今までの経験で慣れていて(彼がそういう風になったことにはびっくりしたけど)、全く反応せず冷静なままでいられて・・・
そのあと、彼はトラウマを思い出してしまったみたいで・・・
「みのりがどうとかじゃなくて・・・父を亡くした時のトラウマで・・・もしもの時のことを考えて防波堤を作っておかないと耐えられないんだよ・・・失うのが怖いんだよ・・・怖いんだよ・・・」
って言いながら泣いてしまって、手も震えだして・・・
話を聞きながら、震えた手を握って背中をさすることしかできなくて・・・
「父が亡くなるときに、あと1週間って言われたのに、2週間生きたんだよ・・・まだ子供だったから・・・1週間を超えたときに余命を超えたから、この後も生き続けてくれるって一度覚悟した気持ちを緩めてしまって・・・でも、そしたら1週間後にはなくなっちゃって・・・辛くて、怖くて怖くて・・・失うのが怖いんだよ・・・そうやってもしものことを考えて、最悪を想定してないと自分が守れないんだよ・・・」って言っていて・・・彼が落ち着くのを待って、
私「れんくんほど身近な人ではないけど、私も前に話した通りれんくんと同じくらいの時に、親友を失っているから・・・そのときも、親友のお母さんが、もう命には別状はないから大丈夫って今後の展望を語ってくれた3日後には様態が急変してなくなってしまったから・・・受け入れられなくて・・・立ち直るのにすごく時間がかかって・・・やっぱり失うのがすごく怖くなったから・・・それがもし自分の親だったらと思うと・・・だから、気持ちは少しは分かるつもりだよ・・・」って伝えて。
彼が落ち着いてきて、話が元々のもめた原因に戻って・・・


彼に、「飲み会に行ってほしくないとか、嫌だって自分の感情を伝えてもらえることは、わがままでも束縛でもないよ。私が、逆の立場で女性と飲みに行くって言われたら、「断ってよ!」とは言えないけど、行かないでほしいって言うよ。それを束縛だっていうなら、私はれんくんのことを束縛するよ。それにね、相手の意見も聞かずに「断ってよ!」って言うのは、確かにわがままな感じはするけど、嫌だって伝えただけでは選択肢は本人にあるから、わがままだとは思わない」
って一生懸命説明したところで、
彼「俺って・・・わがまま言ってないのかな?言ってもいいのかな・・・?」
私「一度、仕方ないねって受け入れようとしてくれた時に、どこかで行ってもいいんだ・・・やきもちやかないんだ・・・って思ったから、嫌だってはっきり言ってくれてうれしかったんだよ」
って言ったら、彼の顔が少し緩み始めて。


そのあと、もう一つの原因だった、男性と話したことについても、
彼「みのりがどうしようもないことまで伝えていたら、いつかめんどくさいって思われて離れて行ってしまうんじゃないかって不安で言えないんだよ・・・」
私「私にはどうしようもないことでも、ため込むんじゃなくて言ってくれていいんだよ。それで、めんどくさいって思って、離れていったりしないよ・・・」
って伝えて・・・
彼もすごく落ち着いたみたいで、
彼「ありがとう・・・。ここまで感情を出したのは初めてだよ・・・。今まで、自分の感情は出しちゃいけない。自分が我慢すればうまくいく環境だったから・・・。家族に対しても、俺さえ我慢すれば丸く収まるから・・・。自分のトラウマも吐きだして、パニックもおこしちゃって、でもそれを受け止めてもらえて・・・すごいよ・・・びっくりするくらい落ち着いちゃってる・・・」
って、穏やかになってくれた。
そのあとは、彼と抱き合ってキスをして、大好きだよって言ってくれて。
その時には、もう帰るって言われていた時間より1時間以上過ぎていて・・・
彼「さすがにもう行かなくちゃ・・・」って言ってバイバイになった。